網膜前膜
「黄斑」とは網膜の中心・直径約1.5ミリの範囲を言い、物を見るにあたって一番重要になる部分で、カメラのフィルムの役割をしています。その部分の網膜の前の方に膜が張ってしまうので「網膜前膜」という病気です。
原因
炎症や出血が目の奥に溜まったり、網膜に孔があいて飛び散った網膜の細胞が溜まることもありますが、老化にともなって発症することが多いです。網膜の前に膜が張ってしまうため、視力が悪くなったり、物が歪んで見えるといった症状が起きます。
治療
放置しても失明はしませんが、徐々にゆがみが悪くなって視力が落ちます。硝子体手術といって目の中にピンセットを入れて膜をゆっくり剥きます。局所麻酔の日帰り手術で、手術時間は30分〜1時間程度かかります。