硝子体手術・注射
硝子体手術
硝子体は眼の中にある透明なゼリー状の組織で眼球の形状を保つ役割を果たしています。その硝子体が出血などで濁ったり、またはその奥にある網膜のものを見る中心に膜が出来たり(網膜前膜)、穴が開いたり(黄斑円孔)、むくんだり(黄斑浮腫)すると見え方が悪くなったりゆがんで見えたりします。この病気を治すためには硝子体手術が必要な場合があります。
硝子体手術とは、変質した硝子体を切除し、同時に網膜に起きる病気を治して、網膜の機能を回復させることを目的とした手術となります。目だけの局所麻酔で日帰りの手術となりますが、白内障もある方は同時に手術することが多いです。手術の必要性があると考えられる場合、しっかり診察をした上でご本人様と院長で相談をさせていただきます。手術の詳細はその時にお伝えいたします。
ただ、重症の病気の場合は入院でのしっかりした術後管理が必要ですので、その際は近隣の入院で硝子体手術をしている病院にご紹介させていただきます。
硝子体注射
加齢黄斑変性、網膜動脈・静脈の閉塞、糖尿病による目のむくみに対して、飲み薬・目薬が効かない場合、目の中への注射が必要となることがあります。目の中の悪い血管を小さくしたり、血管からのむくみを抑える薬剤を注射します。点眼の麻酔をした後に、感染をしない様に消毒をします。その後、清潔なドレープをかけ、目を開ける器械をかけ、白目から目の中に注射をします。飲み薬・目薬に比べ効果が高く合併症も少ない治療方法ですが、まれに注射後に充血や感染する事がありますので、注射後は1−2日後に診察します。
注射は繰り返すことが多く、例えば加齢黄斑変性では最初は1か月毎に3回注射(導入期治療)します。その後の治療は治療効果とご本人に相談して決めますが、悪化したら投与(①機会投与法)、定期的に注射しつつ間隔を延長(②投与&延長法)、2ヶ月毎に投与を繰り返す(③隔月投与法)があります。
注射回数が一番少ないのは①ですが効果が悪いです。
効果が一番いいのが③ですが注射回数が一番多いです。
②はその中間です。
治療前の視力・反対の目の見え方・薬への反応、など色々な要素を見つつご本人と相談させていただきます。
当院では注射薬剤として、アイリーア®︎、アフリベルセプト®︎、バビースモ®︎を採用しています。院長は名古屋大学・防衛医科大学校でこれらの薬剤の治験担当者、治験責任者として習熟していますので、皆様の症状・目の状態にあった適切な薬剤を選択させていただきます。
