マイオピン点眼治療
マイオピンは子どもの近視進行を抑制するための目薬で、アトロピンという成分が入っています。以前の高濃度のアトロピン点眼は目の痛み、まぶしさ、アレルギー性結膜炎発症といった副作用が起きましたが、シンガポール国立眼科センターで効果は同じ・副作用はほぼ無しな濃度を発見しました。
低濃度アトロピン治療は、6歳以降で軽度から中度の近視があるケースにおすすめしています。毎晩1回の点眼なので、大きな負担やストレスなくできる点もメリットです。1本で1か月間使用できます。
しかし、マイオピンは健康保険適用外ですから、自費診療となります。診察代は1回1500円、点眼は1本1500円での販売となります。保険診察や治療のついでにはできませんので、もしご希望の方がいらっしゃいましたら、まずはしっかり検査をして治療が適応がどうか(本当に近視なのか?それ以外の病気はないか?)調べてから相談となります。
重要なことですが、あくまでも「近視の進行を抑える」目薬であり、近視が治るわけではありません。
当院では2月よりこの治療を開始できるようになりました。